生まれつきお腹が弱かった。
今日はわたしの30年間の腸の経緯を簡単に記してみようと思います。
お腹で悩む方は意外と多いと知り、少しでも多くの方に
‟一人じゃない”、‟必ず良くなる”
ということを、
これを読んで知ってほしいなと思っています。
少しでも支えになれましたら幸いです。
トイレと薬とお友達
‟物を食べてはお腹を下す”
そんなの当たり前でした。
幼少期は、もよおすなんて自分じゃ分からないから、すぐ服を汚してしまう。
だからおしめを常にしてた記憶があります。
保育園。
おやつの時間にさつまいもを食べてお尻に直通。
すぐ汚してしまうから、周りの子にもたくさん笑われたし、先生にも嫌われてました。
けっこう色んな暴言を言われてきました。この頃から既に人へ恐怖を覚えるようになりました。
食べてもすぐ出ちゃうから栄養失調になりがちで、よく病院で点滴を打ってもらってた記憶があります。
薬も欠かせなかったし、食事はお粥に、玉子うどん。
柔らかくて消化の良いものが定番でした。
(こどもの薬って甘くて美味しくて、けっこう好きでしたけどね(笑))
生きる希望がなくなった日
小学生になる頃には、お腹の調子はなぜだか良くなってました。
いじめられてはいたけども、数人の友達はいたし、それなりに楽しくやれていたから。
快腸で、便も綺麗。
だからいくら食べても太ることはなかったし、今思えば羨ましい体型でした(笑)
しかし、高学年になる頃、突然転機が訪れました。
‟大きないじめ”はわたしを性格ごと変えてしまいました。
元々いじめられっ子ではあったけども、全校生徒からという大規模なものは初めてで。
毎日が来てしまうことが嫌で、笑えなくなったし、目立ってはいけないと、自分を押し殺して生活するようになりました。
いじめだけでなく、同時期に父と母の関係も悪くなり、家庭内別居が始まりました。
父と母は一切話さなくなり、母は次第に家に帰ってこなくなりました。
学校でも孤独で家でも孤独。
そんな時期からって思うかも知れませんが、生きることがつまらなくて、とにかく辛かったです。
生きている意味も分からなくて、‟死”について考えることもたくさんありました。
そのストレスからなのか、便秘で悩むようになりました。
便秘になれば腸が上手く活動できないので、食べたら消化できずどんどん太っていきます。
その頃から、細かった身体もぽっちゃり体型になっていきました。
自分と便秘で悩む日々
中学生になれば勉強も難しくなるし、テストがあったり部活もあったりで、ストレスがどんどん大きくなっていきました。
なぁなぁに過ごしていればそんなにストレスを抱えることはなかったのかも知れませんが、
自分の障害のせいからか、
何事も完璧にしなきゃという精神が働いてしまい、毎日を張り詰めて生活していたように思います。
いじめも絶えず、クラスメイトからは無視されたり…。
自分は何がいけないのか、自分について悩むことが毎日の大半でした。
(当時は答えを探しても見つからなかったですが、今思えばASDのせいだったんだなと思います。
プラス対人恐怖症も抱えていたのだと思います。
このことについて語ると長くなってしまうので省略します。)
そのおかげで便秘も増々ひどくなっていきました。
便が出ない。もよおしてるのに出ない。
牛乳飲んでも、ヨーグルト食べても、お腹が痛くなってもとにかく出ない!
(苦しくて苦しくて仕方なかったなぁ…)
便秘がひどいせいか、この時期からガス溜まりも目立つようになりました。
とにかくシーンと静まる授業中が恐怖でしかなかったです。
ガスが溜まると、ポコポコお腹の中で破裂音が鳴るから恥ずかしいし、溜まらないようにって願えば願う程どんどん溜まっていくし。
お腹ばかり気になるから、授業もテストも集中できない。
授業が終わる瞬間は何とも言えない解放感でした(笑)
中学生、高校生、専門学生。
学生時代は、いじめと自分とお腹と格闘する日々をずっと送っていました。
増々悪化していく社会人生活
学生生活が終われば、自由で楽しい暮らしができると思っていました。
監禁状態な教室からも解放されるし、勉強も部活もない。
人目も気にしなくていいし、とにかく好きなことして思いっ切り羽を広げて自由に。
そんな憧れをずっと持っていました。
でも人生そんなに甘くはなかったです。
就職した先は、とっても恐ろしい、今までよりももっと怯えながら暮らす日々がやってきました。
わたしは販売職に就いたのですが、そこの店長がとにかく怖くて。
いわゆる気分屋。って言うのかな?
物は蹴るわ、投げるわ。
怒ると顔に出るし、キレるととにかく怖い。
パワハラっていうやつですね。
失敗すると休憩行かせてもらえなかったり、
恐ろしい仕打ちが待っている訳ですよ。
わたしが入ってからも何人もの人が辞めていきました( ;∀;)
店長が出勤しただけで売り場が瞬時に凍り付く。
みんなで店長のシフトをチェックして、今日は来る!来ない!なんて言いながら毎日仕事してました(笑)
仕事中もとにかく怒られないようにと気が抜けない。
そんな日々だったから仕事に行くことがストレスで、仕事前は必ず下痢。
電車に乗ってる間もお腹ギュルギュルで何回か途中下車したりしてました。
仕事中もお腹痛いし、仲が良かった子もストレスで胃腸炎になったり。
その店舗には半年程お世話になり、その後は別の店舗に異動したので、少し落ち着きました。
とは言うものの、お腹の調子は良くならず、便秘になったり下痢になったりを繰り返す日々が続きました。
腸の病気と転機
どうにかお腹の不調を治そうと色々試しました。
目を付けたのは、当時流行っていた“腸活”でした。
お腹に良いと言われる食物繊維や発酵食品、ナッツ類など、積極的に摂る生活をしてみました。
‟良くなることを信じて。”
しかし、効果は願っていた方向と逆に傾きました。
良くなるどころか症状が悪化。
お腹は痛くなるし、常にトイレとお友達。
最終的に胃酸逆流といった症状も現れてしまい、食事がうまくできなくなってしまいました(/_;)
その時から胃腸炎にもなりやすくなり、年に2回は当たり前に。
腹膜炎にもなってしまって、入院したこともありました。
“お腹に良いもの食べてるのに、なぜなんだろ?”
疑問でしかなかったです。
明らか食事がいけないことが分かっていたので、別の食事法をネットで探しまくりました。
そこで目に留まったのが
“低FODMAP”だったのです。
つづく
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